前回の「『だ・である』の文体で文章を書けるように訓練しよう」のコメントに、ひまわりなつこさんが、面白い実験のをなさっていますね。
これに乗っかって、作文を書く訓練をしてもらいましょう。(コメント欄より、同じ事をひまわりなつこさんの日記に投稿されているので、そちらの方が、読みやすいかもしれません。)
まず、記述されていたところの中から、気になるところ。
「てれ」について
これが、私が克服する最重要課題だと言っている「です・ます」で書くことへの「てれ」ですね。
文章マスターになる一番の近道は、これを克服して、「『だ・である』で書くことが特別なことではなく、ごく自然な当たり前のことなんだ」という風に感じられるようになることです。
作文評価の聞き方
作文の評価を聞く場合、「あなたはどれが好きですか?」はよいとして、「どれが、この少年の自己理解を深めたと思いますか?」という聞き方は、私としてはあまり面白くありません。
自分の行動について色々振り返っていれば、「少年が自己理解を深めた」ということになりませんか。とにかく、自分や他人の行動についてそこに込められた気持ちや背景を色々振り返って行けば、「少年が自己理解を深めた」ということになるのですから、それだったら解答はしかありません。
でも、ほんとうにここで問題にしたいのは、文章の完成度でしょう。それを問題にするためには、「完成度」という言葉をそのまま使って聞くか、「一番この少年の気持ちが伝わってくる作文はどれか」とか、そういう聞き方をした方がいいと思います。
ひまわりなつこさんへの宿題
ちょっと思い上がっているかもしれませんが、ひまわりなつこさんに宿題をやっていただきたいと思います。
文章を評価するときの、一番大事で唯一のポイントは、「その文章で、筆者が言わんとしている主題に深まりがあり、文章を構成するすべての要素が、その主題を言うためにきちんと機能しているということです。
ですから宿題というのは、
上の主題を伝えるために必要なものだけを、必要な順に並べて、「だ・である」で文章を完成させてください。
「作文」「小論文」なんて、細かいことにこだわらず、別に作文でかまいません。
就職用の作文で、あれだけ無駄を見つけられるひまわりなつこさんですから、これらの素材の中から、埋もれている言いたいことをきちんと見つけ出して、それを言うための要素以外は、すべてばっさりやっちゃってくださいね。
コメント